明治24年創業
こだわりの味噌・醤油
女将の「豆まめ通信」
昭和51年5月号「日本醸造公論」より抜粋
1976年5月13日発売 「日本醸造公論」より抜粋
国道沿いのチューリップ畑が今見ごろです。新潟の県花はチューップです。
赤と黄色のチューリップが国道沿いを彩っています。
昭和も終わりそうなこの頃に醸造業界誌に載っていた記事の抜粋です。
厳しいみそ業界の中にあって、山田屋の味噌が大手ブランドの味噌と肩を並べていると、評じています。先々代は、よく広告費にお金をかけるより、仕込みにお金かけるように!と言っていました。それを評して、菊池商会の社長さんが付け加えてくださっているのでしょう。
「小さい秋みつけた」の作詞者で有名なサトウハチロー氏の詩が添えてあります。
◆1971年1月号「味噌通信」
《本文》
日本醸造公論 5月13日第412号に掲載されました原文のままです。
伸び率首都で抜群
ヤマヤ越後米こうじみそ
ヤマヤ越後米こうじ味噌(豊栄市葛塚、山田醸造)は首都市場においてきわめて
好調な出荷状態をつづけている。
1~2月の味噌市場は低調、3月若干好転したが4月がまた低調で5月も連休など
から本調子に戻っていない。 こうした全般的な低調の中で
ヤマヤ越後米こうじ味噌は抜群の好調を持続、高い伸び率を保っている。
とくに小袋詰の伸びが著しく、さいきん一般小売店のほか、スーパー方面にも流れており立川市のオリンピックスーパーストアなどでは「マスコミブランド品と肩を並べる回転」と喜ばれている。
そのヒミツについて「やはり良質米の米こうじで手数をかけ、じっくりと熟成した独特の風味」にあると問屋筋ではいっている。
サトウハチロー氏の詩
みその中にかあさんの顔がある
匂いにつつまれた顔がある
みその中にかあさんの声がある
たくさんおたべの声がある
声も顔もうれしく胸にしみこむ
あたたかくひろがる
ひろがっていく
つまりこの心である
宣伝費用を
仕込みにかけて
うまい味噌なら
客を呼ぶ
菊地商会社長 田中實蔵作