女将の「豆まめ通信」

昭和48年7月号

 1973年7月 味噌通信 「語り合いながら、楽しんでゆっくり食べる」  梅雨が明けるころになると、あちこちで見られた「ツユクサ」は、あるときを境にしてまったく見られなくなった時期がありました。最近道端で時々見かけると、夏になるんだなぁ~。。。。。と実感します。この青紫色は、大人の色だと子供の頃は思ったものでした。今じゃ、可憐な花に見えて・・・(゚_。)? ********************
ツユクサ
一食に味噌汁を6杯!!! (⌒▽⌒;)。。。。。。 しかしながら、もしかすると、そういう時代もあったのかもしれません。「ご馳走」とか「料理をする」そういう作業が特別の日の事だったような時代は、つい最近まであったのかもしれません。「ハレの日」という概念でご馳走をわざわざ作る。戦前戦後はまだそうだったはずです。 周辺で収穫されたものをご飯のおかずとして、煮た物に味噌で味付けて、喉通りよくスープにした。それが「みそ汁」だったのかもしれません。日常にあって、「みそ汁」こそ最高のごちそうだったに違いありません。

◆1973年7月号「味噌通信」

《本文》     深緑せせらぎ清き宝川(温泉)        谷間に響く河鹿等(かじから)の声  愈々盛夏を迎え、自然の緑一際目にしみるこの頃でございます。 本年もはや風鈴の音と共に、お中元を迎え、お健やかにお忙しい毎日をお過ごしのことと存じあげます。 長寿と短命の研究家、その名も高い東北大の、名誉教授 近藤正二先生は、ご飯の量を減らし、常に野菜食をすることが長寿の基だと申されています。日本一長寿の村隠岐島黒木村は、80歳以上の高齢者が2割以上も占め、恍惚の人とは違い、何れも元気で働いておられるとのこと。主食は小麦とさつまいも、その上野菜は豊富、中でも大豆海藻に恵まれ少なくも、日に1回わかめの味噌汁を食べるのが習慣だといわれています。  かつて徴兵検査で甲種合格日本一といわれた山梨県鳴沢村は、富士山麓の北斜面にある山村は、魚の入手が困難、麦やジャガイモを常食として三度が三度の味噌汁、薄い味噌汁を6杯も食べると言うので一日6杯かと思ったら一食6杯の上、お昼にはみそ焼きがおかず、キャベツ、白菜、南瓜、芋類などふんだんににとり入れた食事、皆で語り合いゆっくり時間をかけて、楽しんで食べる習慣が長寿の素因だといわれています。  近頃料理 ○○料理と言って、いかにも料理のむずかしさを印象つけられています。ある人は毎日さりげなく作るのがおかずで、特別に作るのを料理だと割り切った考えをされる方もあります。いまや自然に育まれた野菜が出回っております。我が家でも リノ-ル油でいため味噌を食卓に常備して生野菜(胡瓜、セロリ-、玉ねぎ・・・・・)の外、茄子 味噌、ゆでもの等におかずとして季節の野菜を取り入れ、日夜愛用し体調を整え特に夏へのスタミナを培う意味からも手軽に出来るおかずをお勧めいたします。
●美味しい味噌   大塚陽子 様 御社のみそを、いつも美味しく頂いております。 ・・・・・・・・・・ いろいろ食べてみましたが、この米味噌は 一番風味もよくじっくり好みに合うので 二年前よりずっといただいております。
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