明治24年創業
こだわりの味噌・醤油
女将の「豆まめ通信」
昭和46年8月号
70年代のフランス女性のこと、当時にしちゃぁ~、すすんでるぅ~~♪
残暑お見舞い申し上げます。とはいいつつも梅雨明けした新潟は、どちらかといえば肌寒い日が続いております。穂のつき方がまばらで今年の収穫がとても心配されるようになりました。各地から野菜の不作の連絡ニュースが届いていますが、日本人の主食の米は、おいしく、たくさん(よい出来で)、収穫してほしいものです。
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80年代になるとアメリカで和食ブームが起こるのですから、もしかしたらその以前に「食」に興味のあるフランス人が日本食とは・・・と興味を持ってもおかしくはないはず・・・。そろそろ平均寿命のこととか、日本人の中年以降の肉食民族との食の違いが論じられていた頃です。
先日フランス料理のシェフが醤油をアクセントに使うとおっしゃっていました。山田屋の「華」はそれにとっても適しているとお褒めの言葉を頂いたのです。70年代は、まだ『華』は開発されていませんでした。今時は、しょっぱいだけの醤油ではなく風味をいかしたおいしいおしょうゆ『華』が注目されています。
◆1971年8月号「味噌通信」
《本文》
閑(しず)けさや 岩にしみ入る 蝉の声 芭蕉
残暑なお厳しき折柄、お健やかにお過ごしのことと存じ上げます。何時もお引き立て頂き本当に有難う御座います。
近頃フランスの女性のあいだに、健康よりももっとスマ-トになりたいと言う、美容の上から いじらしい願望がもえているとの事です。諸事パンと肉チ-ズにブドウ酒等が一日の食べ物、中年を過ぎる頃から
ブクブク肥り出して、体の重心が下がり、バランスがくずれて行くのに、
比べ日本の女性は、中年太りが少ないのが、米食のおかげでと言うのでフランス女性の中に米を食べようと言う、運動が起きているそうです。
フランスの俗説に
男の心に通じる道は必ず味覚を通る。
胃を通らなければ、男の心をつかめないと言われる位に世界一料理を誇る国なのに、観光客の多くは、衣装や化粧に見とれ、フランス女性の魅力である、料理の腕前を見極めない人が少ないと、或料理研究かが、なげいておらいます。
動物たんぱく質 脂肪の取り過ぎは、ニキビ、吹き出物の原因となり、
消化吸収にも手間取るので、胃腸を弱め肝臓に負担をかけるのに比べ、食生活も植物蛋白質,脂肪に切り替えることによって、胃腸の働きを強め、体もスマ-トに、美肌を作る要因とも言われています。
素朴にして忘れ難い、おふくろの味を、いついつまでも覚えているのが、男心だと申されています。この意味からしても、 フランスの俗説に通じる一脉があろうかと思われます。(文献:週刊読売。朝日新聞による)
兎角夏は食欲もにぶりがちで、淡白ですっきりした味を愛好されるこの時に、ふんだんに出廻っている、野菜を巧みにご利用頂き天然に醸されたおいしい味噌のご愛用を心よりお願い申し上げます。
おいしいお味噌
東京都 藤原幸夫 様
先月弟のところに参りました時
とても美味しい味噌汁を頂き
何処の味噌かと妹に尋ねましたところ
お宅を紹介して頂き容器に入れ持ち帰りました。
あっさりした中にもとても風味のある
美味しい味噌なもで少々お送り頂きたく・・・。